「ふれあい大運動会」と命名するために、我々日本人学校教職員は頭をひねりました。各々が考えたネーミング案を、さらにみんなで練り合って決定した名前です。
 今年度の大運動会は、雲一つない晴天の中、開催されました。日中は30度を超えていたでしょうか。お弁当の時間には、グランドにひとっこ一人見あたりません。日陰になっているトラックの四方で、水分補給をしている大人や子ども達が見えます。これほどまでに天気を心配しなくてよい運動会があったかなと思ったほどです。幸い、大きなけがや事故もなく、時間通りに競技を終了することができました。金メダルをもらった子、銀メダルをもらった子、それぞれが練習の成果を遺憾なく発揮し、すがすがしい顔をして帰途につきました。
 今年度も幼児のみなさんや他校の児童生徒のみなさんがたくさん参加して、和気藹々とした運動会となりました。保護者のみなさんの協力体制もしっかりしかれており、「ふれあい大運動会」の名にふさわしい時を過ごすことができたのではないかと感じております。
 協賛いただきましたハンガリー商工会の方々には、この場を借りてお礼申し上げたいと思います。

小1 菊地 裕晴
 ぼくが、一ばん心にのこったのは、たんきょり走とリレーです。なぜなら、たんきょり走でさいしょはみんなにこされちゃったけど、さいごには一ばんになったし、リレーは赤ぐみにまけちゃったけど、みんなさいごまでいっしょうけんめいあきらめないで走ってがんばったからです。

小2 渡辺 優姫
 ファイトゥゲザーをいっぱいれん習したから、とってもよかったと思います。そして、本番までにじょうずにできてよかったです。

小3 寺田 那奈
はやい、はやい!
 いよいよ大玉おくりが始まりました。私はお父さんと大玉をころがしました。
 私の番が来た時、むねがドキドキしてきました。2年生の子とタッチをしてころがし始めました。すると、プロレスの音楽が流れてきました。お父さんは音楽が流れたしゅんかんに,走るのがはやくなりました。私はいきなりはやくなったので,お父さんにおいて行かれそうになったので、思いっきり走りました。私は、次の人にタッチをして私の番は終わりました。最後に赤が勝ったのでよかったです。

 

 

小4 酒見 佑一
「ドッコイショー、ドッコイショ。」
ぼくは力いっぱいさけびました。
 今日は、楽しみにしていた運動会。会場に行くまで、ドキドキしていました。運動会で心に残ったことが、ぼくには四つあります。
 一つ目は、運動会の一番の思い出で、組体操です。組体操の中でも、特に頑張ったのは、南中ソーランの中で大きな声でかけ声をかけたことです。お母さんもぼくの声が聞こえて、嬉しかったと喜んでいました。着ているぱっぴを一番目立たせた所は、まるでわしの羽をくるりと回転するように、はっぴのすそをつかんでまわった所でした。ぼくはその動きを毎日練習していました。「LOTUS」や「パリは燃えているか」などの曲も、失敗はあったけど最後までできたのでよかったと思います。
 二つ目は、パン食い競争です。運動会の一ヶ月前に、パン食い競争があると知ったぼくは、恥ずかしいことに、子守君に何十回も、「パン、おいしい?何パン?ねえ、パンおいしい?」と言ってしまうほど、楽しみにしていました。いざ食べてみると、パンのうまいことうまいこと。ぼくはおもわず、「むほっ、ふっ、うまっ。」と言ってしました。パンを口で取る時、初めのうちは「一秒で取ってやる」と思っていました。でも、やってみると難しくて、袋にかみついて7秒ほどで取れたので、なんだかくやしかったけど嬉しかったです。
 三つ目は、応援合戦です。先に白組がやって、ダンスも歌もはりきってやりました。しかし、赤組のダンスを見ると、スピードと迫力に押されてしまいました。
 四つ目は、運動会をやるための練習です。ぼくは応援合戦のダンスのウェーヴを覚えるのがすごく難しかったです。ソーラン節も最初は「無理!」と思っていたけれど、練習のおかげで最高の演技ができたと思います。
 これからも何かにいっしょうけんめいに取り組むことを頑張っていきたいと思います。

小5 寺内 さくら
 今日は、私が楽しみにしていたふれあい大運動会でした。私が一番楽しみにしていた競技は「組体操」です。なぜかというと今まで一番練習してきたからです。反対にすごく心配していたのは短距離走です。なぜなら、競走は苦手だし、お母さんに「絶対一位になってね」と言われたけど、一位になる自信がなかったからです。
 いよいよ短距離走で、私が走る番がきました。
 手を振って頑張って走ったけど、結果は二位でした。一位になれなくてくやしかったです。でも、お母さんは「よくがんばったね」と言ってくれて、本当にうれしかったです。頑張ってよかったと思いました。
 そして、昼ご飯も食べ終わり、色々な競技が終わって、ついに私が楽しみにしていた組体操が始まりました。ワーッと大声をあげてグランドの真ん中に走って、最初の位置につきました。心臓がドクンドクンと打つのを感じました。音楽が始まりました。逆立ちは、練習の初めのころよく失敗していました。でも、昼休みに私は学校の芝生のところで更ちゃんと一緒に練習してきました。そして、お互いに確実にできるようになりました。本番ではみんなが成功して一番うれしかったです。
 私の苦手な「みこし」の場面がやってきました。わたしは4人の友達に担ぎ上げられ少しこわかったけど、意外と早く終わった気がしてうまくいきました。それから、しょう乳洞、ドナウ河、くさり橋、ブダの王宮、そして、ヤーノッシュ山など次々に難しい大技がうまくいき、見ているみんなが拍手をしてくれて、本当にうれしかったです。南中ソーランも暑くて大変だったけど、姿勢を低くして最後までがんばっておどりました。
 そして終わりに結果発表がありました。私は、たぶん赤が勝っているなと思って緊張はしていなかったけど、赤組の友達が喜んでいるのを見て、「本当に赤が勝ったんだ」とうれしく思いました。私は今まで3回運動会をして全勝しているので、今年で4回目の優勝です。来年も優勝したいです。

小6 八木 孝道
 今日、小学校生活最後のふれあい大運動会がありました。ぼくは白組になりました。
 6年生担当の係りはラジオ体操と整理運動でした。ぼくは中心になって体操する役になりました。始めは簡単だろうと思いましたが、鏡のようにみんなの逆でやらないといけなかったり、かかとを上げるところとそうでないところを区別しないといけなかったり、練習が必要でした。本番はすごく緊張しました。でも「体操隊形に開け」と大声を出すと落ち着いてきました。「かかと」を意識して、「右から、右から」と心の中で言いながら間違えないように頑張りました。号令が大きな声で出来、うまくできて達成感を味わうことができました。
 午前中の種目では同点だったり、ちょっとの差で勝ったりと白組が少し有利でした。でも、ぼくは得点よりも組体操が楽しみでした。なぜなら体育の授業で練習を重ねて、笛の合図に合わせて上手に演技できるようになったからです。本番では、一曲目の最後の「みこし」のところで少しタイミングがずれてしまい失敗してしまいました。でも、その他は完璧と言えるぐらいの出来栄えでした。うまくいって本当によかったです。南中ソーランも腰を低くするように心がけて踊れたので精一杯できたと思います。結局、白組は負けてしまったけど、色々な競技を頑張れたので悔いはないです。
 また、来年は中学部になって大変だろうけど一生懸命運動会ができたらいいと思います。