私は今回白組の応援団長をさせていただきました。人前に立ち、リーダーとしてみんなを引っ張っていくのは初めてでした。日本人学校の運動会をまだ、経験した事がなかったので同じ組の人や先生に教えてもらい何とか応援の内容を理解することができました。応援の振り付けや言葉はみんなと悩み、昨年の応援を参考にしたりして何とか決めることが出来ました。しかし、団長の仕事はそれだけではありません。他にも選手宣誓のセリフを覚えたり、低学年を引っ張ったり、チームのために仕事をたくさんしました。やはり、一番の仕事は応援合戦でした。応援の練習をすると恥ずかしがって声をあまり出してくれず先生から、「もっと大きな声が出る」と言われました。さらに練習後の反省会の時にも注意すべきところがたくさんあって大変でしたが、声をかけるとみんな気持ちを切り替えてくれて精一杯、応援の練習をしてくれました。みんながしっかりと覚えてくれたので私は余裕を持って運動会に挑めました。しかし、運動会はそれだけではありません。他にも、綱引き、玉入れ、リレー、組体操、運命のカラーボール、まだまだたくさんあります。これらの競技も練習しました。綱引きの掛け声は何にするのか、バトンをどうやって渡すのか、沢山勝つためにみんなで覚えました。
 そして、運動会当日、あいにくの雨でした。そのため、体育館で運動会が行われました。練習した成果がでていたのか、一人一人が素早く動いていたので、スムーズに進んでいきました。しかし、問題は競技の勝敗です。白組は、綱引き、玉入れ、大玉送り、運命のカラーボールで負けました。そのとき雨もやみ地面も乾いて来たので、予定では中止だったリレーが出来るようになりました。だから私たちはリレーだけは勝とうと、一生懸命走りました。一組は四位でしたが、もう一方の白チームは補習校に続いて二位だったので良かったです。結果は準優勝でしたが悔いのない運動会となりました。
 私は今回の運動会で色々なことを学びました。皆をまとめる難しさ、一から考えて作ることの大切さ、協力することの大切さを学びました。これからリーダーとして行動することがたくさんあると思います。団長になって学んだことをバネにしてこれからも頑張っていきたいです。まだまだ足りない部分があると思うので、たくさんの経験を通してして足りないところを埋めていけたらいいなと思います。皆に協力してもらいながら一生懸命、仕事をして皆に認められるようなリーダーになりたいです。

(のむら・なおき)