私は日本の大学でハンガリー語を専攻語として学び、昨年9月からペーチ大学で勉強しています。ペーチはハンガリー第4の都市と言われていますが、実際はこじんまりした都市です。2010年の欧州文化都市に選ばれ、街はすでにお祝いモードで賑わっています。
  ペーチ大学は、ハンガリーで最初に建てられた由緒ある大学で、大学ではハンガリー語専攻の学生として語学の授業を受けています。同じクラスには8名の生徒がいますが生徒は学生だけでなく、他の専攻の先生も生徒として勉強しているという、そういう点ではバラエティー豊かなクラスメイトと共に学んでいます。また語学以外にはハンガリー文学の授業にも参加していて、ハンガリー人と一緒に受けるので、語学の授業よりもレベルがずっと上…。ネイティブのスピード、そして知らない単語たちと戦う毎日です。
  意外な問題が、授業が日本に居る時少なくバイトもサークル活動のようなものもないので、有り余る時間をどう過ごすかと思っていましたが、私の住んでいる寮には留学生プログラムがあり、ハンガリー人の学生が留学生の為に、観光や遠足・大学講堂内でハンガリー映画の鑑賞会など、様々な行事を企画してくれるおかげで、寮にこもることなく充実した留学生活が送れています。
  大学以外にも、日本で楽器をやっていた事から、ペーチにある市民吹奏楽団に所属する事になり、学生・社会人・先生など様々な方が居る為交流の場としても利用でき、演奏するのが非常に楽しいです。大学を始め、それ以外でも、多くの方と知り合えるチャンスが与えられ、そこからいろいろな事を学んでいます。
  留学期間が短い為、充分に長い期間ではありません。これからの留学生活でもアクティブに動いて、貪欲に様々な事を吸収し、習得して帰りたいと思います。